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うららんど


5月はひょうご舞台芸術「曲がり角の向こうには」で明け暮れた剣サン。
ご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?
こわれゆく3組の夫婦、その友情と愛情。
人との接し方や言葉の使い方(選び方)、外に向かって踏み出す勇気・・・・・・
身につまされた人、まったく心当たりのない人、それぞれだったのではないでしょうか。
小粋で洒落た会話に、客席からも笑いが漏れ、
とっても“大人”な空間でした。

そんな公演の最中に。
それは新幹線のホームにて突然、剣サンが言葉を発したときのこと。
「あのさ、新幹線の3つ並んだ座席って、同じ幅だと思う?」
時まさに発車ベルが鳴り響かんという頃。
えっ!? みんな一緒でしょ!?
「真ん中は圧迫感があるから、両端より少し広いんだよ」
「じゃあさじゃあさ、偶数車と奇数車の座席の列って、同じ数だと思う?」
えっ−−!? みんな一緒でしょ−−!?
「奇数車はトイレの分、偶数車より少ないんだよ、フフッ」
心なしか誇らしげな剣サン。
へぇーーーっっっ。思わずボタンを押しちゃいます。
でもなんでそんなコト知ってんだ?
そして今なぜその話題なのだ?
このあとこの話は、どう展開していけばいいのだ?
ベルの音とともに、笑顔でドアに吸い込まれてゆく剣サンなのでした。

知的な役をこなしつつ、やっぱりulaは茶目っ気満開の剣サン、
最近は不可思議な魅力も持ち合わせてきたようです。

(文責H)